園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

クラフトコーラはスパイスの香りがたまらない!!

クラフトコーラ作りの材料をもらっていたので作ってみました。セットになっていたのは黒砂糖、てんさい糖、シナモン、カルダモン、クローブ、コリアンシード。カルダモンは殻から粒を取り出してつぶします。

f:id:meg_ai:20230705144010j:image

 

鍋に水とスライスしたレモンと全ての材料を入れ、沸騰させます。

f:id:meg_ai:20230705144039j:image

 

砂糖が溶けたら火を止め、保存瓶に移して粗熱をとり、冷蔵庫で一晩以上寝かせます。

f:id:meg_ai:20230705144051j:image

 

できた液を茶こし等で漉し、炭酸で割ればコーラになります。簡単。

f:id:meg_ai:20230705144059j:image

 

カレーもそうですが、いろんなスパイスの香りがする食べ物や飲み物がどうやら好きなようです。いわゆる市販のコーラとは違いますが、スパイスの香りを楽しめるクラフトコーラはかなり好み。また作ります。

四股を踏みたくなるドラマ

視聴後には絶対に四股を踏みたくなってしまう、いや、9割の人は四股を踏んだであろうドラマ『サンクチュアリ -聖域-』。

www.netflix.com

 

見たのは少し前ですが、今でも思い出して熱い気持ちが沸き上がってきたりします。ドラマの作りは昔からあるスポ根ものですが、相撲の闇だといわれていた部分をここまではっきりと見せてしまっていいんだろうかと心配になってしまう描写だらけです。Netflixでなければ忖度しまくって浅い内容で終わってしまっていたと思います。

相撲界の問題はすごく感じるけど、それを世間に知らしめて改善してやろうとかそんな意図もあるのかもしれませんが、そんなことより役者がかっこよくてそちらに意識が向いてしまいます。とにかくすごい迫力の演技がむちゃくちゃかっこいいです。

相撲なんて興味なし!と思っている人にもぜひ見てもらいたいドラマです。見たら絶対に四股を踏みたくなります。

イシコさんのこと

雑誌やネット記事で紹介されている人が気になったら、その人の活動や書いているものを片っ端から調べて、どんな考えをもった人なのかを掴みたくなります。それが一通り終わると一旦その活動は終了するんですが、おもしろい人だと思ったらその後も細々と情報に探し続けています。

そうやって情報を探し続けている人の一人がイシコさん。初めて知ったのはあるエッセイでした。

www.gentosha.jp

 

時間を短縮する道具は増え続けているのに「時間が足りない」という感覚はなくならない。時間を短縮することで逆に何かをなくしてしまったのではないだろうかとさえ思ってしまう。

この文にドキッとし、こんなことをサラッと書いてしまうイシコさんはどんな人なんだろう?と思ったのが最初です。

 

調べていくと白塗りのホワイトマンとして活動されていて、日本一の朝プロジェクトで朝マイスターになってみたり、世界一都市一週間のペースで旅をするセカイサンポをしてみたりと、一体何をしている人?と分からなくなりました。調べれば調べるほど分からなくなる不思議な人です。

note.com

 

そのイシコさんが今でもあちこちで文章を書いておられ、その中に先日見に行った「入場料を払う本屋」の話が出ていました。

www.beautynewstokyo.jp

 

おもしろいと感じる人は自分と違う行動や視点の人が多いため、その人が何を見て何を感じたかはとても勉強になります。自分の視点を強引に変えたいときは、他人の興味関心に乗っかってみるのが手っ取り早い方法で、今回の本屋訪問もいい刺激を得ることができました。こんな感じで他人の行動を自分の行動の参考にしています。

今回はイシコさんのことでしたが、他にも参考にしている人が複数います。その人たちの情報をいかに短時間で効率良く収集し続けるかがポイントで、そのためにいろんなサービスを使っています。そのことはまた別の機会に書きます。

 

お金の勉強は大事

15年くらい前のこと。市内の保育園の園長さんたちの集まりで雑談をしていたときに「保育園のことに限らず何かやってみたいことがありますか?」と聞かれ「小学生がお金の使い方を体験しながら学ぶ場とかを作りたいですよね。自分たちで稼ぐことを考えたりするとか。」と言ったところ、「子どもにお金の話だなんて!」「そんなことを考えるのはおかしい!」とひどく反対されたことがあります。やりたいことがありますか?と聞かれたから答えただけだし、実際に必要なことだと思っていたから言っただけなのに、あんなに反対意見をぶつけられたことに結構驚いて、今でもときどき思い出します。

お金の話ってなんで嫌がられるんでしょうかね?しかもそれを子どもに教えると言うとさらに嫌な顔をされてしまうのはなぜでしょうか?

お金をツールとしてうまく使っていくことで生活が成り立っていることを考えると、お金のことは早くから学ぶ機会があった方がいいと思います。基本的なことを学んでおくことで、お金に関する不安を減らすことができるでしょうし、おかしな儲け話に対しても「何かおかしい!」と気づけるようになるはずです。こんなにお金を使っているのに、正しく理解する勉強を嫌う理由がよく分かりません。

そんなことを考えていたので、この本はぜひ多くの人に読んでもらいたいと思いました。

 

『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください! 』大河内薫著

 

マンガが合う人合わない人がいるかもしれませんが、理解すべきポイントが分かりやすく説明されているのでとても勉強になります。

貯金ではお金を守れないこと、給料から引かれている税金と保険のこと、実は多くの人は税金より保険の方が多く引かれていること、その引かれている保険のこと、投資について正しく学ぶこと、お得なのですぐにでも始めるべきiDeCoとつみたてNISAのこと、気をつけるべき借金の仕組みなど、どれか1つでも気になることがあれば読んでおいた方がいいです。

あとはこれを子どもたちにも伝えていくためにどうすべきか、ということですね。このことについては著者の大河内さんたちが『勝手に国家戦略会議』で話しているので、その内容がとても参考になりました。

 

note.com

 

投資だけでなくお金全体のことを学ぶ取り組みを学校が始める動きはまだ見えないので、民間や個人が勝手にやってしまうしかないですね。

高校2年生が見学に来てくれました

某高校の授業で地域の様々な企業を見学する「地域再発見バスツアー2023」が企画され、見学先の1つとして選んでもらったので法人事業を案内しました。

まずあさりこども園で弁当を食べてもらい、せっかくなので子どもたちの様子も見てもらうところから始まりました。次に花の村温泉のホールへ移動して事業内容の説明。いつもはその説明だけで終わっていたんですが、今回は法人が直面している大きな課題、法人だけではどうにもできないだろうけど、でも考えなくてはいけない課題についての説明もしました。

その後はさくらこども園グループホームさと・やかた、デイサービスセンターと見てもらい、

f:id:meg_ai:20230705143614j:image

花の村温泉ホールで質疑応答の時間を設けて終了しました。

f:id:meg_ai:20230705143621j:image

 

最初の説明の中で話した課題は2056年には介護職員が122万人も足りなくなる話です。

www.nikkei.com

この記事にあるように、介護職員が足りない、介護を受けたくても受けられない人が当たり前のように出てくるときが、間違いなくやってきます。自助・共助・公助の「公助」が成り立たなくなるということで、自助・共助のあり方を見直す、今までにはない介護のかたちを考える必要があると考えています。そしてそんな時代を生きることになる若者にはこの事実をちゃんと伝える人が必要だと思ったので、こんなややこしい話をしました。

時間が十分にあるわけではない中で、何に絞って伝えるかはいつも悩みます。今回は介護の課題を話しましたが、それがどう受け取られたかは興味があります。聞きたかったのはそういう話ではないという意見があっても、それもちゃんと受け止めます。

地域みんなで子どもを育てる場

coしぶや(渋谷区神南ネウボラ子育て支援センター)をのぞいてきました。

 

shibuya-city-neuvola.tokyo

 

ネウボラという言葉は詳しくは知らなかったんですが、この解説はわかりやすかったです。

ネウボラとは、フィンランド語で“相談の場”という意味。行政が、妊娠や出産、子育ての支援をする拠点です。日本でいう保健センターのようなものですね。ただ、従来の日本の保健センターと決定的に違うのが、その地区の妊産婦や家族を、妊娠中から子どもが小学校に就学するまで、常駐している同じ保健師が継続して支援するという点です。

大阪市立大学大学院看護学研究科教授の横山先生

www.daiwa.jp

 

 

coしぶやですが、エントランスを入ると大きな階段があり、そこに置かれている絵本を読んだりゆっくりくつろいだりできます。2階はアトリエ、プレイグラウンド、コミュニティーカフェ。日曜日は渋谷区民限定ですが、平日は渋谷区民以外も利用できます。3階は子育てひろば。日曜平日とも渋谷区民限定です。短期緊急保育室もあります。渋谷区民ではないためフル活用はできませんが、平日のみでも広く解放しているのはすごくいい運営方針だと思います。

またこの施設のデザインはすごくいいし、いろんな人のコミュニケーションが生まれやすい工夫も見られるし、すごいなあと思って調べてみると、運営はまちの研究所株式会社、空間設計は良品計画となっていました。

machihoiku.jp

www.muji.com

 

なるほど、だからこの環境、このシステムなんだと納得いきました。

パンフレットも分かりやすかったですし、アクセスのところの説明文はとても気に入りました。

●電車 渋谷駅からサクサク歩いて10分
ベビーカーで15分、好奇心旺盛なお子さんと一緒なら20分

子どもがあちこちに興味を示してなかなか進めず、倍以上の時間がかかってしまう様子を想像してしまいました。こういう文章はいいですね。

会津の歴史がかなり勉強になった話

いろいろあって会津地方の歴史を学びたくなり、何かいい本がないか探してました。会津の歴史といえばやはり戊辰戦争会津戦争だろうと、それ関連のものを探していたときにこの本に出会ったわけです。いろんな見方がある中で、独特な視点で書かれていることに惹かれました。

会津落城 戊辰戦争最大の悲劇』星亮一著

 

歴史を知るのって大事ですね。戦争の歴史は勝った方の話は大きく取り上げられよく知られてるけど、反対の立場の歴史は当事者であるその土地に関係のない人は知らないことが多いです。全ての歴史を知ることなんて到底無理な話だけど、興味を持った地域の歴史は少し深く学んでみることはやったほうがよさそうです。

例えば白虎隊の話は年末時代劇スペシャルの情報しか持っていなかったため、悲劇のヒーロー的な捉え方をしていました。でも実際は少し違っていて、悲劇ではあるけど会津側の人的な要因もきちんと見ていけば違った見方もあると学びました。情報は適切に共有されていたか。会津藩の組織はどのようなものだったか等。まあそんな話を取り上げても映像的にはおもしろくないので仕方ないことだとは思いますが。

西郷頼母(さいごうたのも)という人物の存在も気になりました。大事な局面で行われる会議において、重要な立場の人であるのにも関わらずためリーダーシップを発揮しきれずにいました。リーダーシップについて、組織のあり方について、考えさせらた人です。

会津に限らず、歴史から学んだことが現代にも活用できるのはCOTEN RADIOから学んでいます。もっといろんなパターンの歴史、いろんな地域の歴史について調べてみることも、少しずつ取り組んでいく予定です。

coten.co.jp